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椎名未緒×いっち×タケル 対談
-今回ソロをはじめたきっかけを教えてください。
椎名未緒(以下、未緒):ユナイトは優秀なバンドで全員が作詞作曲出来るので、そうなると円満に全員がやりたいことをやろうとするとそれぞれが出来ることはせいぜい20%くらいになってしまうじゃないですか。
-5等分になってしまう、と。
未緒:それで出来上がる作品がバンドの醍醐味でありつつも、心のどこかで100%もやっておきたいという気持ちがあったのと、俺は曲を書くペースが早くてストックが溜まっていってしまうので、この曲たちが誰にも聴かれることなく死んでいくのはもったいないなという思いがありました。そこでバンドもある程度大人になったし、並行して自分がやりたい事をやってもバンド軽視にはならないかなと思って始めました。
-どうしてもソロをやるとなるとそういう目で見られがちになってしまいますもんね。
未緒:そうですね。でも8年バンドを守ってきた自負があるし、もちろんユナイトも大事というのが大前提です。
-ということは元々はユナイト用に書いた曲のストックの中から選んだ曲なんですね。
未緒:今回は一曲を除いてそうですね。
-何故“遺品”という意味の「RELIC」というタイトルにしたのでしょうか。
未緒:ミュージシャンって死んだときにその人の音楽が流されるじゃないですか。それを考えた時に自分が死んだときに流される音楽をちゃんと作っておこう、と。
いっち:病んでるの?(笑)
未緒:言ってしまえば “椎名未緒の終活”です。ユナイトにはユナイトのペースがあるので、ユナイトとして最後に出した自分の曲がたいしたメッセージ性のないライブ曲のまま不慮の事故死とかにならないように、自分個人として最後に出してる作品がちゃんと遺作とわかるようなものも作っておきたいという意味を込めて「RELIC」と付けました。
-今回参加されるボーカリストを見ると今は表立った活動をしていない方たちが目立つように感じますが、ボーカル選びはどのような基準で行われたのでしょうか。
未緒:まず自分の歌を歌ってもらうなら自分が好きな歌声の人がいいし、なおかつお仕事モードとしてではなく一緒に楽しんで音源を作ってほしいという思いがありました。そうなってくると、現役のボーカリストよりは第一線からは退いてて、歌は好きだけど今は歌う環境にいない人のほうが熱意とか情熱の面で快くオファーを受けてくれて、一緒に楽しんで音源を作れるかなと思ってこのような人選をさせてもらいました。
-では、その中でいっちさんとタケルさんを選ばれた理由は?
未緒:一番最初に声をかけたのがいっちさんでした。ユナイトをやる前にいっちさんとキャンゼルというバンドをやってて、そのキャンゼルから3人がそのままユナイトのメンバーになっているので、ユナイト結成当初は曲の流れは同じなのに声だけ変わったような印象を持たれてしまって、「いっちさんの声で聴く未緒君の曲が好き」みたいな声が多かったんです。
-それはファン心理として少しわかる気もします。
未緒:これからユナイトを頑張るぞと思っていた当時はそれが悔しくもあり、でも良い悪いじゃなくて感覚の問題だし、それはその時代を知ってるから仕方ないと思うんです。なので今回その逆でソロに回した曲を「結さんの声で聴きたい」という声もあるでしょうけど、結さんの声で聴きたい曲はユナイトで書き続けていくし、今回は世界のどこかにはいっちさんの声で俺の曲を聴きたい人もまだいるだろうなと思って声をかけました。
-なるほど。
未緒:あとこれはエモい話なんですけど、キャンゼルを組む前にメンバー探しに難航していた時期があって、その間に決まっていたメンバー候補も名前のあるバンドに引き抜かれたりして、もうバンドは辞めようかなと思っていた時期があったんです。当時は次のバンドに繋がらないセッションライブはしないと決めていたんですけど、知り合い伝いにみるふぃね解散後に引退したはずのいっちさんからセッションに誘われて、はじめは「引退してる人の遊びに付き合うのか…」と思ったんですけど、メンバー候補もバンド結成の予定も何もないから別にいいかなと話を受けてスタジオに入ったりして。
いっち:未緒君の前のバンドの曲を聴いて面白い曲を書くなと思っていて、未緒君にすごく興味があったんです。だからセッションの話を受けてくれてラッキーと思ったし、新しくバンドをやるなら新曲を聴かせてほしいとも思っていて。そこで聴かせてもらったのが当時タイトルがまだついてなかった「Allegro」(キャンゼルの楽曲)という曲のデモでした。その曲があまりにも良くて、他のボーカルには歌わせたくないと思って、当時引退と言ってはいたもののまだバンドに未練もあったので、未緒君を口説き落としにかかりました。
未緒:「バンドやりましょうよ」って言われて「この人は引退してるのに何を言ってるんだろう」って思いました(笑)。そこから頻繁に会うようになって具体的に話が進みだしたんですけど、当時のいっちさんは振り付けとかお客さんを楽しませることを重視していて、俺はお客さんどうこうより、自分がかっこいいと思う音楽性を重視していて。
-方向性が合わなかったんですね。
未緒:最初は。でも、それが擦り合わさって、ライブが楽しくて音楽もかっこいいバンドになったと思います。あと、単純に色んな人からバンドを断られ続けていたなかで、曲を聴いただけで一緒にやりたいって先輩が言ってくれたのがうれしかったし、結果的にいっちさんが椎名未緒をバンドの世界で救い上げてくれた人だと思っているので、ソロをやるうえでこの人には歌ってもらわないと話にならないかなと思って最初に声をかけました。
タケル:いい話だ。
いっち:恐縮です。
未緒:その流れですぐタケルさんにも連絡しました。
いっち:未緒君はキャンゼルを組む前からずっとタケルんの歌声が好きだって言ってたし、当時の俺はちょっとタケルんに嫉妬してました。
一同:爆笑
タケル:光栄な話です。
未緒:世代なんですよね。当時バンドをやり始めるタイミングでぐりむとかみるふぃねが若手のホープとして人気が出てきていてCDも買ってたし、ちょっと近いけど近くない眼前の目標みたいな感じでした。
-当時、いっちさんとタケルさんはどのような間柄だったのでしょうか。
いっち:俺からするとぐりむはライバルでした。
タケル:俺からしてもライバルだった!
いっち:だからお互いに第一線から離れた今またこうして巡り会う場所を頂けたのがとてもうれしいよね。
タケル:当時ライバルみたいな感じではあったけどタケル&いっちとして一緒にライブしたりしたし、ライバルであり戦友みたいな感じでしたね。
-当時のヴィジュアル系シーンはいかがでしたか。
タケル:俺はL’Arc~en~CielやLa’cryma Christi、MALICE MIZERみたいなバンドに憧れてバンドを始めたんですけど、当時俺たちがやりたいような音楽はあまりお客さんのウケが良くなくて、逆にシャウトや煽りが上手いバンドにお客さんがついて、この世界で勝つにはこれが出来ないといけないんだと衝撃を受けました。
いっち:シャウトは俺も苦手だったな。
タケル:お客さんにも「もっと煽り頑張ってください」って言われました(笑)。そういう意味で振り付けはシャウトや煽りに対抗してお客さんを盛り上げるための俺たちのなりの解答だったのかも。
いっち:たしかにね!でも今のヴィジュアル系の子たちはデスボイスもクリーントーンも使い分けててすごいよね。
タケル:あの頃も歌が上手い人はたくさんいたけど、ヴィドールのジュイ君(現GOTCHAROCKA)と、Chrono Sphereの常栄さん、GULLETの漾さん(現HOLLOWGRAM/KEEL/TAG)とか、本当に上手くてずば抜けてた。
-今でも現役の方ばかりですしね。ちなみに当時、未緒さんと面識はあったんですか?
タケル:一切ないです。ただ、僕もヴィジュアル系が大好きで上から下まで色んなバンドをチェックしていたので未緒君が昔やっていたバンドのことは知ってました。
未緒:そうだったんですか!
-ということは未緒さんの先輩がいっちさんで、そのいっちさんと横の繋がりがあったのがタケルさんであり、未緒さんからするとどちらも憧れの先輩という感じだったんですね。
未緒:そうですね。俺、高校生の時に着メロサイトを自分で作ってて、そこで着メロを勝手に作って今でいうところの違法アップロード紛いの事をしてました(笑)
一同:爆笑
タケル:たしかに当時そういうサイトがあったのは覚えてるし、違法だ!っていうより自分の知らないところで誰かが作ってくれてることがうれしかったですね。
-では、今回このオファーをもらったときの心境はいかがでしたか?
タケル:うれしいのと同時に音楽から離れて長いので単純に心配もありました。俺が現役だった頃は十数年前だし、誰が俺の名前を知ってるのかなとか、需要あるのかなとか思ったり。
いっち:全然色褪せてなかったよ。
タケル:でも、未緒君が俺の歌を好きで聴いていてくれてたこともうれしかったし、今も変わらず歌うことは好きだし、しかもいま一線で活躍している未緒君の作った曲でまた自分の歌が世に出る機会を頂けるなんてありがたい話だなと思って、少し迷いましたけどやりたい気持ちが勝ってお受けしました。
-いっちさんはいかがでしょう。
いっち:さっきも話しましたけど、キャンゼルを組む前から未緒君の曲が好きで、彼の曲のファンでもあるので単純にうれしかったです。キャンゼルが解散してからも、いつかまた未緒君の新曲を歌いたいと思っていたので、ここに来てやっと実現出来るんだと胸が熱くなりました。
-8年越しに夢が叶ったんですね。
いっち:はい。未緒君も話してましたけど、ありがたいことに「未緒君の曲をいっちさんが歌う音源をまた聴きたい」という声も少なからず頂いていたので、いつの日かはと思っていました。
未緒:「Az」は少しキャンゼルっぽさを意識したんですけど、ユナイトが紆余曲折して求められる曲の幅が広がっていく中で、もう一度自分が一番得意とするところを書こうと思った曲で、昔よりギタリストとしても作曲者としてもだいぶ大人になったので、多少キャンゼルっぽくしてもキャンゼルにはならないだろうと思ってたんです。でもいっちさんの声が入ると不思議とキャンゼル風になっちゃうんですよね。更に「Az」はベースがハク君なので、キャンゼル3/5ですし余計にそう感じます。
いっち:そういう意味では俺は「彗星」を聴いて、タケルんのための曲だなって思った!もちろん最初はユナイトのために作ったのかもしれないけど、タケルんの歌い回しが絶妙に合ってるしちょっとぐりむっぽいなと。
未緒:「彗星」に関してはユナイトにしてはストレートなバンドサウンドだなとは思って作っていて、これをタケルさんが歌ったたらどうなるんだろうと楽しみだったんですけど、いざ歌を入れたら「あれ…、ぐりむじゃん!」ってなりました(笑)
-ボーカリストの力ですね。
未緒:俺の曲っぽさより、声質の強さの方が耳を引くんです。俺がヴィジュアル系を十何年かやってきた中でタケルさんに似てる歌声のボーカリストって今まで出会っていなくて、だから必然的にタケルさんが歌うとタケルさんの曲になってしまうのかな、と。それはいっちさんにも言えることですね。ボーカリストってすごいですよ。
-未緒さんから曲をもらったときの感想を教えてください。
いっち:はじめデモの状態の「Az」のギターフレーズを聴いてキャンゼルっぽさ、もっと言えば「青色LOVERS LINE」(キャンゼルの楽曲)っぽさを感じて、当時キャンゼルを好きだった人はなにか込み上げるものがあるんじゃないかなと思いました。
-たしかにカッティングにも椎名未緒節を感じます。
いっち:ただ、仮歌を聴かせてもらったときに未緒君の感情的な歌い方と歌詞のメッセージ性が強くて「俺じゃなくて未緒君本人が歌ったほうがいいんじゃないかな」って思って、その言葉が喉まで出かかったけど、でもやっぱり俺がこの歌を歌いたい!という気持ちが勝って、未緒君の仮歌の熱量と変わらないように歌いました。
-タケルさんは「彗星」をもらってどういう印象でしたか。
タケル:この話を頂いてからユナイトの曲を聴かせもらって、自分の中で描くユナイトっぽさや未緒君の曲のイメージが出来上がって、そのイメージ通りの曲だなと思いました。そのユナイトっぽさというのは俺の好きな系統でいい曲だなと思ったし、仮歌をもらってさらにイメージが膨らんで自分っぽさも出しつつ全体の構成を考えました。
-ちなみにタケルさんは「彗星」にぐりむっぽさは感じましたか?
タケル:自分ではあまり思わなかったですね。むしろ俺はユナイトの「Eniver」が好きで、ギターのアレンジなんかもそこに似た方向性を感じたので、そういう意味で未緒君らしい曲だなという印象でした。
-歌詞に関してはいかがでしょう。
未緒:歌詞に関してはちょっとずつ歌う人のイメージにも寄せて書いてます。「Az」はいっちさんに寄せてるというよりは、キャンゼルやユナイトで俺が節目で出すその時の椎名未緒の想いみたいなものを歌ってもらったら、自然とキャンゼルっぽさにも繋がるのかなと考えて書きました。
いっち:ギターソロ終わりのCメロの歌詞とラスサビに未緒君の想いがこもってます。
未緒:この歌詞は読んだその通りで、俺なりの言い回しでストレートに比喩をあまり入れずに書いてます。
-歌詞に<終わりは近づいてる/終わらせない>とありますが、これはユナイトで掲げている“終わらないバンド”にも繋がっているのでしょうか。
未緒:<終わりは近づいてる>ってユナイトのファンからすると怖い言い回しだと思うんですけど、これはユナイトというよりは俺の寿命の話であって、残せるものを残せるうちに残しておきたいというソロを始めた理由にも繋がるところですね。
-なるほど。
未緒:<終わらせない>のほうだけがユナイトと結びついてて、ユナイトを終わらせないのはもちろんなんですけど、万が一ユナイトが終わったときに俺の音楽自体も一緒に終わるようでは音楽家として良くないとも同時に思っていて。というのも、何かしらの理由でユナイトがなくなったときに俺はユナイトの曲はユナイトのお墓に入れるべきだと思うんです。
-歌い続けるものではない、と。
未緒:そうです。聴き手が聴き続けたり誰かが演奏したりするのはいいと思うんですけど、バンドが終わってからも本人がセッションとかで頻繁にやるものではないと思うんです。本来は。だからユナイトが終わったときにユナイトの楽曲も終わってしまうけど、ユナイトの楽曲じゃないものは俺が死ぬまで終わらないじゃないですか。なので<終わらせない>のはユナイトでもあり、俺の音楽でもありですが、ソロに関しては結果的に椎名未緒が死ぬまで終わらないのかな、と。基本的にはソロに結成も解散もないですから。
-対する「彗星」の歌詞はいかがでしょう。
未緒:ぐりむに「2Dロマンス」という曲があって、あの曲の歌詞って物語調なのが印象的だったので「彗星」も物語調にしました。
タケル:個人的に世界観があって情景が浮かぶ曲や詞が好きなので、タイトルなしの状態のデモをもらったあとに「彗星」というタイトルがついて、より世界観や情景がはっきりしたのを今でも覚えています。
-ちなみになぜ「彗星」というタイトルをつけたのでしょうか。
未緒:「星に願いを」って曲あるじゃないですか。あれって流れ星のことを歌っていて、願えば叶うって歌詞なんです。あと人は流れ星に3回願い事を唱えると願いが叶うと信じて願いますよね。
-はい。
未緒:でもこの曲は星に願っても願いなんて叶わないよってことを歌ってるんです。流れ星は一瞬で流れてしまうからその間に3回願いを唱えると願いが叶うんじゃないかと言われてますけど、仮に彗星が流れたら流れ星よりもっと長い時間光って見えるんです。すなわち3回以上願いを唱えることができる。けど3回以上唱えたところで願いは結局叶わないし、同じ場所で願いを唱え続けてないで自分の足で夢は叶えにいきなさいってことをこの曲では歌ってます。
-夢は自分で掴みにいきなさいっていうことですね。
未緒:というのも、俺は自分の手で夢の何割かは叶えてきたと思ってるし、その代わりに人生においていろいろ捨てたものもあります。なので「星に願いを」はおとぎの世界としては良いと思いますけど、現実の世界はそんなに甘くないという「星に願いを」へのちょっとしたアンチテーゼですね。
いっち:まさかそんな意味が込められてたなんて……!
タケル:ぐりむの時に「プラネタリウム」という曲があって、この曲も「自分の夢を叶えたい!」という気持ちで作ったのでどこか通じるものを感じますね。
-その歌い上がった「Az」と「彗星」を聴いていかがでしたか。
未緒:基本的に声が好きな人しか集めてないので、どう歌われても好きでしかないんですよね(笑)
-完全にファンの目線ですね(笑)
未緒:レコーディングしてるときも普通に「めっちゃぐりむだ!」とか「ここで声を張り上げるのはレオンっぽいな」とか言ってましたからね。自分にある程度のキャリアと実績が身に付いた今だからこういうお話をしたときに興味を持ってもらえてると思うし、尊敬する人に歌ってもらっているので歌ってもらえてるだけでうれしかったです。
-最後にこの企画に参加していかがでしたか。
いっち:俺の歌を聴いてもらえるのが単純にうれしいし、さっきも話したように俺は未緒君の曲が大好きなので、今回こんなに素敵な歌を歌う機会を頂けたことに感謝しています。
タケル:今回参加させてもらう立場なんですけど、歌うことに関しては他人事ではなくて、歌うからにはちゃんと自分の作品として歌わないとという使命感がありました。それに素敵な曲なのでたくさんの人に聴いてほしいですし、昔ぐりむを聴いてくれてた人たちの元にも届いたらうれしいですね。
-逆にぐりむを知らない人たちがタケルさんの歌を聴いてどういう反応があるか楽しみですね。
タケル:そうですね。これまでいくつかバンドをやってきて、その中で歌い方が変わって、バンドから離れてブランクがあって、そこで人生経験や人間としての成長があって、それを経て今の自然な形で歌った歌なのでそれに対してどういう風に思ってもらえるか楽しみです。
-最後に未緒さん、お願いします。
未緒:俺は元々ヴィジュアル系が好きだからちょくちょく昔のバンドの話をファンの方々にもするんですけど、世代のせいもあって昔の事は知らないって人が多いんですよ。なので今回の音源を聴いてキャンゼル、みるふぃねに遡ったり、ぐりむに遡ったりする現象が起きて、知らなかったかつてのバンドを知るきっかけになったり、昔聴いてた人が思い出すきっかけになると思うんですね。そういうきっかけを俺が与えられるかもしれないのがうれしいです。ほら、かっこいいでしょ?みたいな。
いっち:すごいわかる!
未緒:なので、俺が好きな昔のバンドに遡ってもらえることもうれしいし、俺の曲を好きな人に歌ってもらえるだけでWinなんですけど、歌ってくれる人にも知ってもらうきっかけになることにちょっとしたWinを感じてもらえたらうれしいです。誰も損しないプロジェクトになればと思います。
一同:素晴らしいです。
-今後もソロは続いていくんでしょうか?
未緒:ビジネスとしてコンスタントにというより、ライフワークとしてゆるめには考えていて、ユナイトをやっていく限り曲は作っていくし、ストックも増え続けていくのでこういう形で曲を残して行ける場所をまず今回作りました。だからいずれまたなんかのタイミングでやろうと思っているので、その時はいっちさんさんもタケルさんもこれに懲りずに宜しくお願いします!
(取材・文 オザキケイト)